2007年 04月 09日
おすすめの本です。すべて実話のノンフィクションとなります。 ミッチ・アルボム 著 「僕」は大学を卒業しあと、ピアニストになろうと奮闘したが挫折し、大学に入りなおしてスポーツ・ジャーナリストとしての道を選んだ。ついに成功をおさめた彼はいまや名声と財産を得て多忙な毎日を過ごしていた。 そんなある日、大学時代の恩師がテレビに出ているのを見る。恩師は難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)に侵されていた。死の床にある恩師に会いに行った僕は、それから毎週火曜日に彼のもとを訪れることになる。 死までの限られた時間に、恩師は彼に最後の授業、人生について、生命や人間のあるべき姿について語って聞かせる。 映画にもなった有名な作品だが、これまで読んでいなかった。評判どおり素晴らしい。モリー先生の珠玉の言葉もさることながら、筆者のユーモアを交えた文章の語り口の上手さが魅力を深めている。 最後にモリー先生のことばを、 「われわれのこの文化は人びとに満ち足りた気持ちを与えない。文化がろくな役に立たないんなら、そんなものいらないと言えるだけの強さを持たないといけない。」 さほど分量のある本ではないし、読みやすい本です。 残念ながら文庫にはなっていないようですが、NHK出版の普及版(1000円程度)のものがあります。
by goofy-ride04
| 2007-04-09 20:16
| 書物
|
アバウト
カレンダー
カテゴリ
以前の記事
2015年 11月 2014年 09月 2013年 06月 2013年 02月 2012年 12月 2012年 09月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 フォロー中のブログ
その他のリンク
最新のトラックバック
検索
ブログパーツ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||