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自転車ブギ

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2007年 07月 18日

わが哀愁のクロモリ

前回からの続きです。

Surly(サーリー) は、アメリカはミネソタ州ミネアポリスにあるメーカーで、卸をしている大きな会社に間借りしている、あるいは社内プロジェクト?だったのか、どちらかちょっと定かでないのですが、とても小さな会社で主なスタッフは5名です。その5人のスタッフは全員30代半ばの男性で毎年主要な市場である日本にも来ているようです。

現在の自転車のフレームの素材の主流はアルミやカーボンです。一般的なのがアルミで、最近はスペックの高いマシンになるにつれてカーボンになります。以前はクロモリという素材が使われていたのですが、最近はすっかり少なくなりました。Surly はこのクロモリという素材を使った自転車しか作っていません。クロモリは丈夫で、かつしなやかで(振動吸収性が高い)修理がしやすい、という特徴があり、同じ細さでも他の素材より強いため見た目がシャープなフレームを作りやすいのです。ただしアルミやカーボンに比べて重いため、レースなどには向いているとは言いにくいですし、メーカー側はより軽い自転車を作ろうとしているためクロモリは少数派となっています。

Surly はこの、ある意味時代遅れの素材を採用して自転車を作っています。

また、自転車には変速機つきと変速機ナシとがあります。もちろん最近の自転車は高級なものはもちろんママチャリでも変速機がついているのが普通なんですが、中にはあえて変速機をつけていないものがあります。最近はやっているピストバイク(もとは競輪などの競技用のものでブレーキも変速機もついていないもの)などがそれです。変速機ナシ=つまりはシングルギヤですね。Surly は以前からシングルギヤのバイクを作っており、ラインナップの中にはMTBのシングルもあります。

要はちょっと変わったバイクを作っているこだわりの会社というかんじですね。そういえば製品ラインナップの中には一輪車もあります。詳しくはオフィシャルのサイトを見て下さい。ただし英語です。完成車ではなくフレームでの販売が多いのですべてのラインナップを見るには Bikes のカテゴリだけでなく Frames のカテゴリも見る必要があります。またこちらで日本語の PDF カタログもダウンロードできるようです。またこれらのバイクの特徴について京都・銀輪さんで紹介されてますのでそちらでより理解できます。

まあ売り込みはこれぐらいにしまして(笑)続きは次回です。

by goofy-ride04 | 2007-07-18 21:41 | 自転車


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