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2010年 07月 26日

District 9

「第9地区」という映画を見てきました。非常におもしろかったです。

以下はネタバレなしで概要を書いてみたいと思います。

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南アフリカの上空に巨大な宇宙船が出現。しかし、上空にとどまったまま
全く動きがない。しばらくして強行突破して宇宙船に穴を開け内部に入った
ところ、中には栄養失調でくたばりかけの多数のエイリアンが・・・。

人類はエイリアンをその巨大な宇宙船の下のヨハネスブルグ市内に
強制的に隔離してそこに居住させる。

やがて20年の歳月が経過して、その場所はスラムと化して付近の住民と
エイリアンとの間で衝突が生じるようになった・・・。

これが物語の設定です。

そう、まさに「エイリアン」を「難民」に置き換えたかたちなわけですね。
このようなかたちのエイリアンの「来襲」は今までになかったパターンですね。

エイリアンに関する諸事を管理している超政府的団体MNUがエイリアンを
200キロ離れた別の第10地区に移動させるプロジェクトを行うことを決定して、
そのプロジェクトの指揮中に現場指揮官がとある事故に巻き込まれ、さらには
エイリアンが密かに企てていたことが発覚し・・・というような流れで物語は進行します。

非常におもしろかった、と最初に書きましたが、万人におすすめできるかというと
微妙なところはあります。

この映画。非常に特殊でして、プロデュースこそ「ロード・オブ・ザ・リング」の
ピータージャクソンが行っていますが、監督は無名で初監督作品、役者はすべて
素人、低予算、という映画です。

ある感想によると「胸くその悪い映画」という意見もあり、ある種うなずけるような
ところもあります。設定でもわかるとおり、アパルトヘイトの南アフリカが舞台であり、
人類でないエイリアンはどのように扱っても良い、という人類のそしてあるいは支配者
層の傲慢な姿勢などを批判しており、テーマとしてはきわめて社会性が強いと言えます。

けれど、それと同時にお話のつくりとしては、後半に話が激しく展開する、いわゆる
大作系のアクション映画的フォーマットなので、前半のインディペンデント映画的な
渋めの作りからは「アレ?」という予想外な感もあったりします。

それでいて、わかりやすいアクション映画好きな方(例えば「トランスフォーマー」など)から
してみれば、良い人がほとんど皆無、社会批判が濃厚である、ある意味シビア、グロテスク
である、などなどの内容がうけつけられない、ってこともあるかもしれません。

そういう変則的な映画である、というとこをわかった上であれば、こいつはなかなかの
映画であり、見る価値は十分にあるかと思いますぜ。

目黒シネマで7月30日金曜までやってます。DVDは8月11日発売とのことです。
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by goofy-ride04 | 2010-07-26 20:59 | 映画


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