2010年 04月 03日
先日「竜馬がゆく」を読み終わったと書いたけど、 幕末から明治にかけて、英雄、傑物、才人が司馬氏の 言い方を借りると「雲霞のごとく」出た、ということなのですが、 ひるがえって現代の日本はどうだろうか。 どちらかというと縮小傾向の日本にあって、そのような 人物の総数そのものが減っている気がするし、そのような 人が出てくる土壌そのものも失われているような気が致します。 しかし、意外にも、実に身近なところに傑物は存在したのでした。 先日、私の友人がタイ人の女性と結婚致しました。 男性は30代前半で女性は23歳。 数年間タイで暮らし、このたび結婚となり日本にやってきました。 1月20日ごろだったでしょうか。私は彼らの新居を訪問しました。 彼女とも初対面だったのですが、タイ料理などふるまっていただき 楽しいときを過ごしました。 さらにはタイムリーなお知らせがあり、私が訪問したその日にバイトに 採用の連絡があった、とのことでした。 埼玉の地元で探していたらしいのですが、面接が連戦連敗で多少意気 消沈気味だったところ、ついに渋谷のカフェからの採用の連絡を受けたとのことでした。 彼女の日本語はかなり上手で、生活していくにはまったく問題ないレベルでしたが、 やはり日本に来たばかりですし、当初さまざまなところになれていく必要がありそうです。 そして一ヶ月が過ぎました。 メールで近況を確認し、彼女は新しい職場に慣れてきたかな、ぐらいのトーンで メールしたところ、すでに事態は私の予想をはるかに超えていたのでした。 なんと、渋谷のカフェ以外に2件のバイトをはじめており、現在3つの バイトを掛け持ちしているとのこと・・・。 普通に考えると、異国の地に住みはじめてとりあえず散々苦労して見つけた バイトなのですから、とりあえずは落ち着くまで様子を見る、みたいなところに なると思うのですけど、稀代の風雲児は発想が違います。 実はすでに旦那からそのような彼女のちょっと普通とは違うモチベーション、 行動力について聞いてはいたのですが、しかし、なんか実際にこうして 目の当たりにすると、はるかに想定を超えていたのであります。 幕末の維新はこれまで虐げられていた階層である下士階級など、それまでの 体制とは違う、ある意味「外」からの改革でした。 日本もこれから変わるとすれば「外」からやってきた存在が変化を もたらしていくのではないでしょうか!?
by goofy-ride04
| 2010-04-03 21:40
| 其の他
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